霧島 都城 手打ちそば がまこう庵

自然食

自然を生かし、自然に生かされて

見上げる空は高く、深く息をしたくなる。
風にゆれる木々の音、小鳥たちのさえずりが響き渡る。
そんな霧島の山の中に、がまこう庵はあります。
霧島の雄大な自然の中でそば屋を営む理由、それは、がまこう庵が土地の恵みと自然の循環を 大切にしているからです。

私たちは、できるだけ地元で採れた食材を使用し、調理やお食事から出たそば殻や残飯を無駄にせず、なるべく再利用しています。
例えば、飼育している鶏の餌には、お店の残飯などを与えます。そば殻とお店周辺の落ち葉を鶏小屋にまき、鶏たちが糞と一緒にかき混ぜることで、堆肥の原料がつくられます。
この堆肥を田んぼや畑で使用し、育った作物は食材へ・・・。

「身土不二(しんどふじ)」
人はその土地でその季節に採れたもの(いのち)をいただくことがよいとする仏教の教えは、がまこう庵の理想の言葉です。

自然を楽しみ、自然の恵みに感謝する山暮らしの中で、人と大地は切り離せないと感じる日々。
身土不二には、がまこう庵の想いがつまっています。

そばの実

都城市庄内そば

霧島盆地にある都城。
そば栽培に最適な環境で、朝霧が立つ昼夜の温度差が大きいこの土地では、良質で香り高いそばを育ててくれます。

さらに、がまこう庵では、1年を通して質の良いそばをお出しできるように工夫を重ねています。

都城のそばは、9月上旬に種がまかれ、11月下旬に収穫されます。
自然乾燥させたすべての玄そばを、特殊な袋で真空状にして詰め、5℃の冷蔵庫で保管することで、常に高い品質を保っています。

石臼挽き

石臼挽きの自家製粉

がまこう庵では、石臼で自家製のそば粉をつくっています。
なぜ、石臼挽きの自家製粉にこだわるのかというと、そばは熱に対して敏感な食材なので機械で挽くと摩擦熱でせっかくの そばの香りが飛んでしまうからです。

石臼だと摩擦熱が少なく、キメの細かいそば粉が挽けるうえ、石臼を回すスピード、そばを落とす量、振るい方などで多様なそば粉を自在につくれるので、そば打ちに適しています。

手打ちそば

手打ちそばと手づくり商品

石臼挽きの自家製粉を使って、湧き水で打つ、がまこう庵のそばは2種類あります。
1つ目は、そばの香りを楽しめる、打ちたて茹でたての「生そば」(9割そば)、そして2つ目は、南九州ならではの太くぶつぶつと切れる昔ながらの「田舎そば」(10割そば)です。
出汁は鰹、昆布、いりこ、椎茸の旨味を生かした、懐かしい味が特徴です。

その他、天然酵母のパンやいもこんにゃく等、様々な手づくり商品も店内にて販売しています。(お持ち帰り用のそばもご用意しています)
そば粉をはじめ、いくつかの手づくり商品はオンラインショップでも購入可能です。詳しくは下記リンク先に掲載しております。

がまこう庵オンラインショップ